2003年1月21日 “準備はほどほどに”
買い物に出ようと思って 着替えて、財布持って、部屋のカギ持って。 バッグを背負って「さあ、行くか」と立ち上がったトコロで、 ケータイが見あたらないことに気がついた。 上着のポケットやらバッグの底やらテーブルの下やら、 思いつく限りの場所を探したけど見つからない。 かといって無くしたんじゃあないことは判っている。 昨日の夜に使ってから、外出らしい外出はしていないから。 もう、いい。 今日一日くらい、ケータイが無くったってなんとかなるさ。 ヤケになりつつ決心して帽子を拾い上げたら、 その下からケータイが出てきた。
なんだか、O.ヘンリーの短編のようなハナシだけど、 こういう事って結構あるように思う。 なにか教訓が含まれてるような。 “ひとつの事に囚われるな”…違うな。 “出来ることから手をつける”かな。
フランスを旅行中、トイレに入ったときのハナシ。 用を足し終えて流そうと思ったら、レバーが見あたらない。 最近のトイレはレバーに限らず、ボタンだったりセンサーだったり、 いろんなタイプがあるでしょ? 散々探してみたんんだけど、やっぱり見つからない。 そうこうしてる間に、コンコン、ノックの音。 外で誰かが順番を待ってる。 しょうがないから不慣れな英語で言い訳を考える。 “This toilet was broken.”とかなんとか。 で、覚悟を決めてドアを開けた途端、水が流れた。 ドアノブを回すと水が流れる仕組みだったわけ。 今だから話せる笑い話だけど、 あんときゃほんと、あせった。
やっぱり教訓なんて含まれてないよ。 絶望しなきゃ解決しないなんて!
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