2003年2月17日 “ネコの当たり年”

 

僕はネコが好きだ。

ネコ以外の動物も好きだけど、ネコは別格だ。

思いの丈をここに綴ると非常に長くなるので割愛するが、

哲学的とさえ思えるほど、ネコへの思い入れは深い。

僕に限らず、ネコ好きは実に深刻だ。

“ネコキ○ガイ”って言葉もある。

街でネコに出会うと、話そっちのけでついていってしまう友人が

あなたの周りにもひとりくらい思い当たるはずだ。

僕もそのひとりなのだけれど。

 

ところが相手が、つまりネコは好いてくれるとは限らない。

ノラネコなど警戒心の強いネコは大抵、目を合わせた途端、

そそくさと逃げてしまうことも多い。

恋はかけひきなのだ。

 

恋だというのなら、最近の僕はプレイボーイだ。

行く先々でネコにモテモテなのだ。

そば屋で入り口の黒ネコにモテモテ。

自然公園で駐車場のパンダネコにモテモテ。

モテるときは、とことんモテるらしい。

今日などは、確定申告を済まそうと役所に行ったら、

ロビーで仔ネコがすり寄ってきた。

館内で、だ。これには驚いた。

 

オナカまで触らせてくれるネコを

“当たりネコ”という、と本庄まなみが言っていた。

当たりネコは舌に“当たり”と書いてある、らしい。

ならば今年は僕にとって、ネコの“当たり年”なのかもしれないなぁ。

 

おっと、ウチのわがままネコ・サフラン(オス3歳)が鳴いている。

先日買ってきたカリカリ(固形餌)がお気に召さないらしい。

しょうがないな、缶詰を開けてやるか。