2003年3月20日 “とうとう戦争が始まった”

 

あんまり政治批判的なことをここには書きたくないんで短めに。

 

思うんだけど、いま行われているのは

戦争じゃなくて侵略じゃないかなあ。

戦争って不可避になって初めて開戦するものなのに、

ここ数ヶ月のアメリカ(というよりブッシュ)は、

まず戦争ありき、で外交をしてきた。

これって、想像力の乏しいぼくには

石油の利権がからんでるとしか思えない。

ブッシュもお父さんも石油関連企業の代表だし、

タカ派の側近も軒並み石油企業の重役だもんねえ。

 

それと怖いのは、

アメリカが異常なほど楽観的なこと。

「2週間で終わらせる」とまで明言しているようだけど、

たったひとりの人物を軍事的に追いつめる難しさは、

ビンラディンの消息が未だに不明なことで、

アメリカは身をもって思い知っているはずなのに。

 

そして一番疑問に思うのは、

フセイン政権が倒れれば、イラク国民はアメリカを

自由の使者として歓迎してくれる、と考えているんだろうけど、

そんなことがあるんだろうか、ということ。

親を殺された子供達が、

我が子を失った人々が、

そのカタキであるアメリカに“ありがとう”なんて、

本当に言うと思っているのかなあ。

 

フセインが独裁者なら、

ブッシュは同じくらい独善的だと思えるよ。ね。