2003年10月18日 “中国が有人宇宙飛行に成功”

 

 中国は15日午前9時(日本時間同10時)、飛行士1人が搭乗した初の有人宇宙飛行船「神舟5号」を同国内モンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから長征2号Fロケットで打ち上げ、約10分後、地球を回る周回軌道に乗せることに成功した。有人宇宙船の打ち上げは、1961年の旧ソ連(ロシア)、同年の米国に続き3か国目。
「神舟5号」は予定通り約21時間かけて地球を14周し、16日午前6時23分(日本時間同7時23分)、中国内モンゴル自治区中部の草原地帯に着陸。飛行士の楊利偉中佐(38)は元気で中国は初の有人宇宙飛行を成功させた。(ロイター)

ちぇー、かっこいいな中国。

やっぱイキオイのある国は違うねえ。

ガガーリンが人類初の宇宙飛行をしてから40年。

あえて今やるところがまたすごい。

日本だったらゼッタイ予算通らないもんね。

「今さら意味ないじゃん」って却下でしょうな。

でも、中国にとってこの偉業は大きな意味があったんだろう。

技術立国としていっちょまえだってことを

世界に強烈にアピール出来たし、

ロケット打ち上げビジネスに参入する大きな足がかりにもなる。

ケータイなんかの通信事業は右肩上がりだし、

それに伴って通信衛星も打ち上げラッシュだもんねえ。

ちなみに日本のロケットは全然人気がないらしい。

打ち上げ費用が高すぎなんだって。なるほど。

 

でも、有人飛行の成功はビジネス以上に

中国にとって有益な意義をもたらしそうだ。

それはロケットの名前にも表れてると思う。

「神舟5号」「長征2号」。かっこいいぜ。

今、中国のひとたちは、自分が中国人であることが

誇らしいに違いない。たいへんな盛り上がりらしいから。

そこいくと日本のロケットは「H2」。エッチツー? なんで英語?

もっとかっこいい名前にしたらいいじゃんねえ。

「雷電」とか「紫電」とかさ。

…それじゃあ戦闘機か。

クルマの名前も横文字ばっかりだなあ。

漢字の名前があってもいいのに。

「地平線」とか「冠」とか。「前奏曲」とかね。

 

ま、屁理屈はさておき。

ネットがこんなにも普及し、海外もぐぐっと近くなった。

そんな21世紀だからこそ、ナショナリズム、愛国心みたいなものが

国家として、また個人として重要になってくるのかも。

それにいち早く気付いたのがアメリカだし、

結束して立ち向かうのがヨーロッパ諸国EUだし、

躍起になっているのが中国だし、

目を背け続けているのが日本なんじゃないかなあ。